告 訴 状





検察庁御中





                      平成17年1月18日


                 


                    告訴人   ◯◯◯◯                                          
  被告訴人  ●●●● 


告訴の主旨


被告訴人を医師法違反の罪により捜査並びに訴追されるよう求めます。





告訴事実


1.告訴人は病気に対して無力な一患者にすぎず、被告訴人はかつての主治医であって、優秀な医者であると称するものであるが、治療行為を逸脱し
て自らの研究目的の為に、被告人に脳下垂体腫瘍摘出術なる名目の手術を施し、患者家族の同意無しに正常な脳下垂体の切除した者である。





2.被告訴人は平成14年1月9日に、告訴人である患者に対して平成13年11月1日から平成14年1月8日までに医者である被告訴人が知り得た患者
の真実を隠して、「腫瘍が大きくなれば失明するかもしれない」「腫瘍は三ヶ月でボンと大きくなることもある」等と誘導し、これを危惧した告訴人に対して
脳下垂体腫瘍摘出術を施し、研究目的の為に告訴人の脳下垂体を3分の一切除したものである。





告訴事実の事情


1.平成13年11月1日に告訴人◯◯◯◯●●●●は当時被告訴人 ●●●●の勤務先であった滋賀県△△郡△△町△△△△△番地の▲▲病院に
下垂体専門医である●●●●を他病院の紹介で受診した(添付書類1)。受診の理由は□□病院産婦人科医師の紹介及び▲▲病院HPにおいて専門
のMRI等脳下垂体に対する設備が整っていることを確認したものである。


 診療前に電話で●●●●の外来診療日を確認すると「手術等はご夫婦で相談されるのでどちらを受診して貰っても構いません」と夫である◆◆◆医師
の存在を対応の看護士に教えられた。


 11月1日当日●●●●は「3ヶ月で腫瘍はボンと大きくなることもあるのよ」「今度腫瘍が大きくなるようなことがあれば失明するかもしれない」(添付書
類2)と度々失明の言葉を診療説明の中で繰り返したので、当時2歳と4歳の二児の母親であった告訴人◯◯◯◯は失明した場合の今後の子育てを心
配して、●●●●のすすめるままに腫瘍摘出の手術する事を決心した。◯◯◯◯が●●●●に手術の経験について訊ねると「200例切ってきて2回手
術した人が二人いるだけです」と答えてその二人も髄液をどうとかして大事には至らなかったとお腹の辺りを示しながら説明を受けたので、専門知識の
ない◯◯◯◯は細かい処置のことは分からなかったが技術的に信用しても大丈夫だと思ったことも決心した一因でもある。


 その際、病気の原因として蚊取り線香の煙を短時間に大量に吸ったことが原因で病気になったのでは無いか?との質問に対して、●●●●は「ありえ
ません」と紹介の□□病院産婦人科医師に対してお礼状のようなものをパソコンに向かって打ち込んでいた手を止めてわざわざ「もしそうだったら学会で
発表するわよ」と◯◯◯◯に向かって言いました。





2.平成13年11月5日に□□病院のMRIでは明確でないと言うことで▲▲病院で脳下垂体の精密なMRIを受けました。これは後に学習したことのなので
すが、脳下垂体というのは頭蓋骨の真ん中辺りにもう一つ脳下垂体の為の小さな骨でできた部屋に守られていて、尚かつ硬膜という硬い膜に覆われて
いる生活に必要なホルモンの司令塔を担っている、直径8oほどの球体の脳で非常に重要な体の部分です。▲▲病院以前に大津市民病院の脳外科を
受診した時には「下垂体はとても大切な脳なので腫瘍を取り除く場合でもできるだけ傷を付けないように手術しなければならない」という説明を受けまし
た。話が前後しますが、11月1日初診時、中州庸子自身パーロデルという薬によるホルモン補充療法の説明においても、薬で腫瘍が硬くなってしまい手
術で腫瘍を取り除くときに下垂体を傷つける恐れが増すので服用はすすめないという事、外科手術は耳掻きのようなもので傷つけないように傷つけない
ようにして腫瘍だけを掻き出すのだと言いました。そして「私は脳外科医なので手術をおすすめします」ときっぱりとおっしゃいました。


 11月5日のMRIと当日の診察を終えてからの出来事です。夫と他診療科で診察待ちをしようと受付にある精算所の方とは反対の方向へ行こうとしてい
ますと、●●●●が血相を変えて診察室から出てきて受付へ走っていくのが見えました。その後帰ってきた●●●●が◯◯◯◯を見付けてホッとしたよ
うに駆け寄ってくると「正常下垂体が見あたらない。腫瘍に押されて下垂体がペラペラになってるかもしれない」と説明しました。そして「もしも何日も起き
あがれないほどしんどいようなことがあったら直ぐ外来を受診するように」と指示されました。その時●●●●子は本当に正常下垂体がMRI画像で確認
できなくて焦ったんだと思います。ところが冷静になって後●●●●子は診断に難渋して、検査結果のホルモンの値から下垂体機能が低下していないこ
とと、▼▼医大脳外科助教授である夫の◆◆◆とも相談して、硬膜が肥厚しているというとても珍しい症例の患者であることに行き当たります。同時に画
像所見にあるようにその時点で●●●●は患者である◯◯◯◯にそれまで説明していたような大きくなるような腫瘍性のものではないことを確信してい
ます。(添付書類3・4)


 


3.12月の初め頃◯◯◯◯は脳外科の手術を一月後にひかえたストレスからか、非常な倦怠感で寝込みました。◯◯◯◯は▲▲病院に電話して症状を
訴えますと外来を受診するよう、待ち時間が負担になるようだったら何処かで横になって待っていることができるように手配しておくからと言われて、▲▲
病院に行きました。


 電話の指示通り脳外科に声を掛けますと、ちょうど脳外科外来診察室の隣の部屋のベットで寝ながら待っているようにと案内されました。そこは看護士
が働きやすいように診察室と繋がっていて他の患者さんを診察する●●●●の声がつつぬけで聞こえました。


 ◯◯◯◯が休んでいますと、ちょうど●●●●は男性の患者を診察していて「春になったら新しくできる★★★癌センターに行く」ので電話番号等教え
ておくので何かあったら連絡するようにと説明していました。私はそのことで▲▲病院を辞めて●●●●が★★★癌センターに行くのだと知った次第で、
本人からは手術の前にも後にも一切その件に関して説明を受けたことはありません。●●●●はその時点で既に◯◯◯◯が術後●●●●を必要とす
ることが無いのを認識していたように思います。


 その後心電図や検査があって◯◯◯◯は●●●●の診察を受けました。それから●●●●は手術が一ヶ月後に控えていて「折角出てきたのだから」
という理由で「手術前の検査を全て今日済ましてしまいませんか」と言いました。◯◯◯◯がしんどくてとてもそんな状態ではないからと訴えると「パンでも
囓りながらでいいから」と執拗に言いました。◯◯◯◯が「又出直してくる」「どうしてもしんどい」と訴えると●●●●は「そんなはずないんだけどね」と不
機嫌に言って諦めました。このことからも●●●●は既に◯◯◯◯の下垂体機能が低下していないこと、11月5日に懸念したような腫瘍性の病気など
無いことを確信していていたのだと思います。(添付書類3)





4.12月27日に◯◯◯◯は▲▲病院で手術前検査を受けました。全ての検査が終わって●●●●の診察がありました。●●●●は体調等訊ねたり手
術の説明 はしましたが、肝心の前回の検査結果を失念していました。診察を終えようとする●●●●に◯◯◯◯が検査結果を聞くと●●●●はあぁそ
う言えばという態度で検査結果に目を通し始めました。ホルモンの値を見ながら大丈夫とか正常とか言っていましたが、甲状腺ホルモンの値が少し気に
なるけど一応正常範囲だと言いました。◯◯◯◯が「甲状腺が悪いのが倦怠感の原因なのではないですか?」と訊ねると、そうかもしれないけど「手術
が終わってから甲状腺を調べてみてもいい」という事を言いました。このことは●●●●が患者の負担を軽減するために手術を回避する気持ちなど更々
ないことを示していると思います。もしもその時点て甲状腺機能の低下が認められてホルモン補充療法等治療方法が提示されていれば、◯◯◯◯は手
術を延期あるいは中止していたかもしれません(添付書類5・6)。





5. 平成14年1月7日に◯◯◯◯は入院しました。そして1月8日に本人、夫、義姉の三人で●●●●から手術の説明を受けました。病院側からは◯◯
◯◯担当の看護婦でもあった◎◎看護婦さんが一緒でした。その説明の中で●●●●は自身がMRI画像で確認している事実である硬膜の肥厚につい
て、及び下垂体炎の疑い?があること(添付書類7)については一切言及しませんでした。これも後に勉強したことですが、硬膜の肥厚というのは下垂体
の硬膜が過去に何らかの原因で炎症等をおこしたものが治って厚く残ったものです。似たようなものに胸膜の肥厚というのもありますが、これは肺炎等
が治って胸膜にその後が厚く残ったもので既に治療の必要無しというものだそうです。同様に下垂体硬膜の肥厚も既に治療の必要が無いという判断が
できます。又、下垂体炎という病気の場合は手術の必要が無くステロイドホルモンを投与する事が治療方針として選択されます。


 つまり1月8日の手術前説明の段階で◯◯◯◯は下垂体炎の疑い?且つ硬膜の肥厚について説明を受けていれば当面手術を回避して様子を見てみ
ようと思っただろうことは間違いありません。ところが●●●●は下垂体腫瘍の説明で再度失明する可能性を強調して11月1日と5日の時点で◯◯◯
◯に言っていたことをそのまま繰り返しました。11月7日以降の所見の一切を隠して同意書の判を求めました。(添付書類8)◯◯◯◯や夫は明日の手
術で暗く沈んでいましたが、●●●●は「では頑張りましょう」と退席する時に同意書を手に持ってヒラヒラさせながら◎◎看護婦相手に嬉しそうに「これ
が無いと手術できないのよね」と言いました。非常な違和感があったのですが、その時は明日の手術が心配でやり過ごしてしまいました。今考えると手術
を回避する最後のチャンスだったのにと残念でなりません。(添付書類9)





6.1月9日予定通り手術が行われました(添付書類10・11)。術後夫の▽▽▽▽は容器を二つ見せられました。「モンゴイカのようだったから硬膜を斬って
きました」と●●●●に説明を受けました。夫が「圧迫でもしてたんかな」と言うと「そうかもね」と●●●●は答えたそうです。それから●●●●は「下垂
体は正常でした」と言って「浮腫状だったのよ。だから3分の一切ってきました」と言ったそうです。夫がびっくりして「正常なのになんで切ってきたん?」と
聞くと●●●●は「下垂体は3分の一あったら足りるのよ。だから3分の一切ってきました」と言ったそうです(添付書類12・13)。


◯◯◯◯は翌朝何事がおこったのだろうと顔面の激痛で目覚めるまで記憶がありません。





7.翌日◯◯◯◯は●●●●から「モンゴイカみたいだった」と硬膜が肥厚していたことの説明を受けました。その時●●●●は硬膜をきって圧迫を取り
除いたのだと言いました。それから◯◯◯◯は以前蚊取り線香の煙を大量に吸った時のことを詳しく話しました。この時●●●●は実に熱心に◯◯◯
◯の話しを聞いていました(添付書類14・15)。





8.1月11日に◯◯◯◯が廊下を歩いていると手術前説明を受けた部屋で夫と●●●●が話していました。入って同席すると夫が●●●●に説明を受
けていました。◯◯◯◯は●●●●に「あなたのように下垂体が正常な人はテストをして、いざという時に下垂体がちゃんと働くか確かめる必要がある」
と言われて、ホルモン負荷テストを受けることを指示されました(添付書類16・17)。





9.その日も翌日も◯◯◯◯は乳汁の分泌が止まっていないことに気付いて不安な思いをしました。けれども無事に手術が終わったのが嬉しくて楽観す
ることにしました。(添付書類18)





10.それから1月17日の退院までは倦怠感がなく非常に元気になったと喜んで過ごしました。その間ホルモン負荷テストというのがあり、それは注射とと
もに全身の毛穴に逆風が起こったようなとてもショックのあるもので絶えましたがかなり不快な思いをしました。負荷テストの翌日●●●●が検査の方で
血液を冷蔵庫に入れ忘れるだかなんだかのミスがあったので費用も其処が持つのでもう一度負荷テストを受けるように指示され、がっかりしました。が、
二回目の負荷テストの注射は前日のようなショックもなく楽だったと記憶しています。なによりその日に無事退院して家族のもとに帰れるのが嬉しくてそ
の他のことはどちらでも良かったように思います。





11.退院してからの二週間はすこぶる体調が良く、◯◯◯◯は手術のおかげだと●●●●に非常に感謝していました。その間に同級生の親友に退院報
告しました。彼女は悪性関節リュウマチ(膠原病)という難病指定の病気を抱えていて長く脳神経内科にかかっているので◯◯◯◯が脳下垂体腫瘍と疑
われた頃から何かと相談にのって貰っていました。退院して何日かしてから「もう治った。すごく調子がいい」と彼女に電話しますととても喜んでくれまし
た。それから長々と手術や入院の話をしてから「何か薬飲んでる?」と聞かれたのでコートン(添付書類19)と言う薬を毎日飲んでいることを話しました。
「それなんの薬?」というので「副腎皮質ステロイド」だと告げると「それやったらうちと一緒や。そやから元気なんや」と言われました。彼女はその薬を毎
日朝二錠夜一錠飲んでいて、それを飲まなければ起きあがることもできなくて、飲み忘れたりするとじきに体が動かなくなりだすので、仕事の途中でも飲
み忘れたりするとわざわざ薬を飲みに帰ったりするのだと言いました。◯◯◯◯は少しひっかかったのですが、非常に元気で●●●●をこれっぽっちも
疑っていなかったので投薬のことはさほど気にせずに電話を切り、あまり体調が良いので外来の受診も先延ばしにしてその二週間は機嫌良く暮らしまし
た。





12.1月31日に退院後始めて外来を受診しました。(添付書類20)●●●●に病理結果を見せられてパティメニンジャイティスについて説明を受けまし
た。内容は硬膜が過去に炎症をきたしたものが治った後ぶ厚く残ったもので、下垂体は正常だったというものでした。それは病理検査機関だけでなく「私
の主人も脳外科医なのですが、同じ意見です」と言って●●●●は病理結果の下方にある◆◆◆のサインとパティメニンジャイティスの診断を示しました
(添付書類21)。それからMRI画像の説明があり、その中で◯◯◯◯が「何処が下垂体を3分の一斬ったところなんですか?」と聞きますと、●●●●は
画像をペンで指し示して「ここにチキンラーメンの先みたいなのがあるでしょう」と言って手術で切除した部分を教えてくれました。そして「コートンを続けま
しょう」と言われたので◯◯◯◯は「あの薬、副作用とか大丈夫なんでしょうか?」と引っかかっていたことを聞きました。てっきり副作用に関する説明が
あると思って聞いたところ意外なことに●●●●は「3錠飲んでる人だっているのよ。朝2錠夜1錠。1錠ぐらい飲んだって飲まなくたって一緒よ」と怒った
ように言いました。「一錠がイヤなら半錠でもいいから飲みなさい」といっこうに副作用については説明しませんでした。◯◯◯◯が体調もすこぶるいいの
でできるだけ薬は飲みたくないと言って投薬は中止されることになりました。





13.その翌日から三日間◯◯◯◯は体調不良で起きあがれないほどの倦怠感に見回れました。◯◯◯◯は家事を放り出して寝込みました。手術前より
随分具合が悪かったからです。そして、病院で知り合った脳下垂体の手術友達が退院してきて、彼女から電話を貰いました。彼女は◯◯◯◯より一週
間遅れで同じハーディーの手術を受けた二歳年下の患者さんで子供達もほぼ同じ年頃だったりで入院の短い期間でしたが、お互い慰め合ったり励まし
合ったりですっかり仲良くなっていました。その彼女が「ちょっとビックリやで」と電話してきました。「5回手術した患者がいる」という内容で彼女より遅れて
入院してきた患者が5回目の下垂体手術で同室にだったというものでした。92年から一回目鼻から二回目三回目頭から等この十年間に下垂体腫瘍の
手術を五回も●●●●の手術を受けてまだこの後放射線治療も控えていると言いました。「200例斬ってきて二回手術した患者が二人居るだけ」という
のは真っ赤な嘘だと言うのです。「◯◯ちゃんは誤診やわ。手術せんでも良かったんと違う?」と言われました。◯◯◯◯は体調もとても悪いのでこれは大
変なショックでした。誤診だと思いました。そこで夫と相談してともかくカルテを開示させようと思いました。そのためには●●●●よりも不意打ちで中洲敏
を責める方が真実が見えやすいのではと二人の意見が一致したので◆◆◆の外来を受診することに決めました。





14.2月8日◯◯◯◯は夫と一緒に◆◆◆の外来を受診しました。入室して直ぐに◆◆◆と向かい合って座り、「先生、病理結果を見てもらえますか」と
◯◯◯◯が言いました。◆◆◆はごく普通にカルテをペラペラめくって病理結果を探しました。ところが◆◆◆はそのページを見付けるとカルテを持つ手
がブルブル震えだしました。◯◯◯◯が手術の前より体調が悪いと訴えると◆◆◆は「ステロイド飲んでて止めたら具合悪いに決まってるやろ」と言いま
した。夫が「これって誤診じゃないんですか?」と言いますと、「誤診で下垂体炎がみつかって良かったやないか」と言いました。それから◆◆◆は下垂体
腫瘍の手術の誤診でほとんどの下垂体炎が見つかるんだと言いました。病気がみつかったから手術して良かったとも言いました。◯◯◯◯は自分の病
気が下垂体炎という病気であるとはそれまで聞いたこともなかったのでかなりショックでした。◆◆◆は下垂体炎の治療の説明をして手術の前からステ
ロイドを飲む必要があったんやと言いました。「ステロイドを拒否することは治療を放棄することや」とも言いました。◯◯◯◯は納得しました。夫も納得し
たように見えましたが、「なんで斬ってくるねん?」と文句を言いました。◆◆◆が「どうせ入るときにもう斬ってるやないか」と言いました。夫が「なんで下
垂体取ってくるねん。僕はそれが許せへん」と言いました。すると◆◆◆が「医者が、科学者が持って帰ってくるに決まってるやろ」と軽蔑したように言い
ました。夫が諦めました。それから蚊取り線香の話などがありました。◆◆◆は「もう一度誰かに吸わすいう訳にいかへんしな」とか「病気や言うて来たん
はお前らやろう」と言ったりもしていました。そのうち●●●●がやって来て◆◆◆は出ていきました。◆◆◆の手は話の間、比較的穏やかな話の時でさ
え震え続けていました。結局◯◯◯◯は下垂体炎の治療の為に尿検査をうけて投薬を受けることにしました。(添付書類22・23・24)◯◯◯◯は待合い
で待っている間に、これだけもめてしまったからもうこの病院には来にくいから、やはりカルテは開示して貰って何処か他で治療してもらおうと夫と相談し
ました。◯◯◯◯がカルテ開示を希望すると●●●●が「私は構わないけど、病院がいいかどうか分からない」と言ったので、◯◯◯◯が受付で訊ねる
と事務局の人が「病院は構わないけど主治医がいいかどうか分からない」と言われたので主治医は了解していることを告げてその場でカルテを開示して
もらうことになりました。





15.カルテを開示して貰っても分からないことが沢山あったので▲▲病院に何度も足を運びました。●●●●助手だった★★医師の外来も受診してカル
テのオペレーションレコードを説明してもらったりしました。★★医師の発言等で関係のあったり印象に残ってることは箇条書きにします。


@「今貴方の下垂体に炎症があるかないかはそれこそ顕微鏡を覗かないと分からない」カルテ開示から一月ほどしか経っていませんでした。


A「下垂体が二分の一でたりるという見解は僕が生まれる前の見解」で下垂体は余程のことでもなければ「斬ってはならないというのが今の見解」@と同
じ時に言いました。


B「殺虫菊でホルモンに異常をきたしたという例は●●先生が世界中のインターネットを調べてたった一件だけ論文であった非常に珍しい症例だった」


C「何これイカ刺しみたいねぇと驚いてたから誤診でしょう」とやたら誤診を強調して却って不自然だった。


D「●●先生は下垂体腫瘍で来る患者はかたっぱし斬っていた」


E「僕の知る限りでは手術した患者は全て下垂体を切除していた」


F「負荷テストは手術した患者には全て行っていた」





16.13に記載した病院で知り合った脳下垂体の手術友達のことで◯◯◯◯との治療の矛盾点や類似点等、事実を箇条書きにします。


@彼女も「200例斬った経験」を信頼して手術に踏み切りました。


A手術後彼女の夫は「腫瘍は100パーセント取れました」「検査の為に下垂体を3分の一切除しました」と言われたそうです。


B「貴方のように腫瘍性の患者さんの場合は」という◯◯◯◯とは全く反対(8に記載)の意味の説明で「負荷テストをする必要がある」と言われて、彼女
も◯◯◯◯と同様の負荷テストをしました。


Cセカンドオピニオンを求めて彼女は京大付属病院脳神経外科の橋本信夫教授を受診しました。▲▲病院から提供された資料から腫瘍が残っている
ことが確認され、下垂体3分の一が切除された事実は確認する事ができませんでした。橋本信夫教授は下垂体が3分の一足らなくても日常生活に支障
無いだろうが、更年期障害が早まるかもしれないという見解と、「交通事故のようなもの」だとおっしゃったそうです。





17.◯◯◯◯もセカンドオピニオンを求めて京大付属病院脳神経外科の橋本信夫教授を受診しました。カルテやMRI画像等確認して頂き、いろいろな疑
問にも答えて頂きました。


「診断をつけると云う意味で手術することもあります」「もちろん患者に言わないと駄目ですよ」とおっしゃって、ステロイド治療の必要の無いこと、病気は
既に治っていることを確認していただきました。


●●●●の「ここにチキンラーメンの先みたいなのがあるでしょう」と言った(12に記載)手術で切除した部分はMR画像では確認できないとおっしゃいま
した。





18▲▲病院の▲院長には二度会いました。一度目は◯◯◯◯が内容を訴えました。この時は病院としても内容を確認するという答えでした。二度目は
◯◯◯◯が**生命保険に加入するのに診断書が必要なのをお願いしました。白紙診断書を持って退室する▲院長に◯◯◯◯が「●●●●に確認し
たのですか?」と聞くと▲院長は「しました。平行線で」と言いました。そう言いながら▲院長の診断書を握った手が◆◆◆とまるで同じようにブルブル震
えました。


                                        


19.◯◯◯◯は▲▲病院より平成14年7月2日付け診断書を受け取りました。(添付書類25)そこには「下垂体炎」と明記されていました。★★医師(15
に記載)に「◆◆◆がプレパラートを見直して下垂体炎という結果になりました」と言われました。





20. 保険会社より拒否されたので.◯◯◯◯は京大で病理診断をお願いする為、▲▲病院にプレパラートを受け取りに出掛けました。病理に保管されて
いるはずのプレパラートは病理には無くて担当医師があたふたと説明に出てきて対応してくれました。担当医師は記録等は無いが「●●が持っていった
かな?」と言いました。江前亜紀はその場で随分待たされて、彼がプレパラートは●●●●が自宅に持ち帰っている事を確認して報告に来ました。●●
●●が週末に滋賀県の自宅に静岡から戻ってこなければプレパラートは戻ってこないとの説明で、結局プレパラートが病院に戻り次第直接京大病院に
送ってもらうことになりました。▲▲病院の事務部長の▲▲▲▲氏あて病理を京大に送ってくれるようFAX要請しました(添付書類26)。





21.平成14年8月27日に◯◯◯◯は夫と一緒に病理結果を伺うために京大病院の橋本教授を受診しました。橋本先生は「下垂体炎といえばそりぁ炎
症細胞があるのだから下垂体炎と言えないこともない」とおっしゃいました。夫が「本当の下垂体炎は?」と聞くと、「それは下垂体機能が低下して死に至
るとても大変な病気です」と説明されました。そして、**生命保険に提出する為の診断書を書いて下さいました(添付書類27)。





22.その8月◯◯◯◯は橋本先生の診断書で**生命保険に加入しました。(添付書類28)





23.平成15年3月19日に◯◯◯◯は術後直ぐのMRI画像に関するカルテが抜け落ちているのに気付いて★★医師の外来を受診しました。★★医師は
病院側のカルテを見てくれました。「このカルテには無いので●●先生が書いたから何が書かれていたのかは分からない」と言いました。◯◯◯◯は事
務の▲▲▲▲部長を訪ねました。◯◯◯◯が放射線かに原本が残っていないかと確認すると、随分長い間待たされて★★医師がコピーを持った放射
線技師と来ました。★★医師は「僕が書いていましたねぇ」と言いながら診断内容を説明しました。それまで比較的好意的に接してきたはずの★★医師
がカルテ改ざんに荷担したことは非常に残念でした。(添付書類29・30)





24.最後になりますが、上記に説明できなかったカルテを証拠として提出しておきます。


イ、平成14年1月24日に●●●●が記載した「入院経過記録」(添付書類31)に「MRで、下垂体腫大と硬膜の肥厚を認めた。」と書かれています。手術
説明書にも明記されているように◯◯◯◯はボンと大きくなるような腫瘍性のもので失明の恐れもあるというので手術をうけたもので、経過記録に書か
れているような内容は一切説明を受けていません。


ロ、上記イの「入院経過記録」には「副腎皮質ホルモン放出の低下が疑われたため、ステロイドを投与して、手術をおこなった。」との手術施行の動機付
けとなる疑われる病気、すなわち術前診断が記載されています。◯◯◯◯の下垂体機能の低下が無い事を確認している●●●●は、術前に負荷テスト
を行って副腎皮質ステロイド放出の低下のあるなしを負荷テストで確認できるのにしませんでした。現に、●●●●は術後◯◯◯◯に対して負荷テスト
を実施して副腎皮質ステロイドの放出の低下が無いことを確認しており、同時に3分の一下垂体を切除した場合の下垂体機能の如何を検査していま
す。この矛盾は●●●●が治療上は不必要な手術を自らの研究目的のために行ったことを立証しています。


ハ、◯◯◯◯の12月27日手術前検診以前に提出された平成13年12月17日に●●●●が記載した「▲▲病院 手術票」で、主治医が病院に手術許
可を受けるために提出する書類です。手術前検診をパスできなければ手術が延期されることもありうるのに12月27日の◯◯◯◯の術前検査それ以
前に提出されているという事実にも違和感を覚えますが、何より驚いたのは、11月5日のカルテにはMRで唐P5oとあるのに「▲▲病院 手術票」には


術前診断:下垂体腺腫 


大きさ:唐Rp


と書かれていることです。直径3センチの下垂体腫瘍だったので病院側からは手術を急ぐことに何ら異議無く、即手術許可が下りました。このことは学会
に発表可能な非常に珍しい症例であったので患者に事実を告げずに手術を急いでいたということを端的に示しています。(添付書類32)





罰条


刑法等法律は詳しくありませんが、医師法には治療行為を逸脱して手術を行ってはいけないというような文言があるのではと思います。又、その行為を
隠すために下垂体炎という病名をこじつけて副作用の恐ろしいステロイド等を投薬する事も違法だとよいのですが。





























12 1/9カルテ


13 1/9メモ


14 1/10カルテ


15 1/10続カルテ


16 1/11カルテ


17 1/11続カルテ


18 服薬指導台帳


19 1/17付薬説明書


20 1/31カルテ


21 病理組織検査(依頼)報告書


22 2/8◆◆◆記部分を含むカルテ


23 2/8薬説明書


24 薬




26 FAX用紙


27 京大付属病院診断書




29 受け取ったカルテコピー


30 ▲▲病院封筒


31 入院経過記録


32 手術票





                                 以 上