安静は薬だ




「スキンシップはとっても大事」とEiji-chanが言う


ので、


大人も子供も「大好き」「抱っこぉ」「チュー」のオンパレードで


べたべたべたべた暮らしてる


おかげで一人風邪ひくと一家総倒れになる


日頃は気ままで時代遅れなainoペースの暮らし方を楽しんでるけど


この冬は香港A型ウイルスで早々と世間の流行に乗ってしまった



昔聞いた文珍の落語


病院の待合室のおばぁーちゃんの会話


「二三日○○さん見かけまへんけど どないしはったんやろ?」


「はぁー、○○さんでっしゃろ、風邪ひいて家で寝込んではります」


「そりぁ、かなんなぁー、早よ元気なって病院出てこなアカンわ」




この話はかなり気に入ってる+一家総倒れ=病院へは行かない




我が家の一家総倒れの定石


チビッコ息子が38度6分前後でトットとダウン


ハナタレ、ハダカ、ハダシの3H放し飼いで育った彼は、素直に発熱し、素直に解熱


熱の間はまるで手負いのトラごとく時が癒してくれるのをジタバタせずに待つ


トットと回復


二番手は奥-chan


流行の最先端


熱、全身倦怠感、関節痛、頭痛、中耳炎のおまけ付き


「お腹すいた」「のど渇いた」「おしっこ」「ウンチ」の子供の声にも死んだふり死んだふり


Eiji-chanがセッセと働く


三番目が5才の息子


三度三度の手作り離乳食、適度なお散歩、外遊びの至れり付くせりで育った彼は


熱がこもって上がらない


「なんとかしてくれぇー」「しんどーい」「熱ーい」「寒ーい」「訳わかんなーい」


とアンタが一番訳わかんのや状態で仕方なく寝る




2〜3日経過


その間Eiji-chanが家族のためにセッセと働く


そろそろヘトヘト




真打登場でEiji-chanダウン


一番最後でたちが悪い


頭痛に関節痛で寝込んでいるのに眠れない


熱も上がらずこもった熱が唇で熱のハナ満開




定石通り一家総倒れの図






死んだふりの効用の奥-chanがたまーにボロボロ起きて食べるもんの用意


以外


一家でひたすら寝る


「うぅー」とか「はぁー」とか「なんとかせぇー」とか「訳わからーん」とか


呻く声や力なく訴える声が寝息に混じる


でも


ただひたすら眠る


安静は薬だ


二日もすればダウンした順に回復しだす


けど


まだまだ安静と一家総倒れの図は続く




そのうち子供たちが寝てばかりいるのがつまんなくなってくる




布団に中で「お母さん、落語してよ、落語」と5才の息子がリクエスト


回復途上のEiji-chanとは違って


ほぼ回復の奥-chanはリクエストにお応えしてうろ覚えの話を辿る


絶対受けるのが[饅頭怖い」


怖いものしらず゛で生意気な「八っつぁん」をと長屋の連中がへこまそうとする話


(奥-chanの落語は大概八っつぁんか熊さんかジンベエさんが出てくる)


「何か一つぐれぇ世の中に怖いもんがあるだろう」と長屋の連中に尋ねられて


八っつぁんは好物の饅頭が怖いと答える




怖がるはずの饅頭を旨そうに食う八ッつぁん


「次は何が怖い?」と問われて「渋ーいお茶が怖い」と落ちる


落ちはチンプンカンプン


でも


「饅頭がコッ、ワーーーーーイ」のくだりでチビッコ息子がケタタ笑う


ウケ狙いの奥-chanは「饅頭がコッ、ワーーーーーイ」の連発大安売り


5才の息子&チビッコ息子は笑い転げる




つたない落語で時が過ぎていく


そのうちネタ切れ




何でもいいからお話し、赤頭巾でもいいから」なんて事になる


「赤頭巾を食べた狼のお腹が食べすぎでバァーーーーンと破裂」




チビッコ息子がケタケタ笑う


奥-chanひたすら擬音系に弱いチビッコ息子のウケ狙いにはしる


すると


5才の息子から「赤頭巾ちゃんは猟師のおじさんが助けるんだよ」と正当な指摘


「なんでもいいから面白い話しを考えてみようか」と奥-chanの提案で


「狼さん、食べ過ぎてお腹痛くてウンコ、ボッ、コーーーーーン」


正当な指摘の5才の息子が早くも下ネタウケ狙い


チビッコ息子も参加しなくちゃあー意義が無いので「ウンコ、ボッ、コーーーーーン」




大笑い


「ウンコ、ボッ、コーーーーーン」は格好いいことなんだと


赤ん坊の頃からウンコをボッ、コーーーーーンとする度に拍手喝采


「偉ーい」「スゴーイ」で称えられてきた彼らは


「ウンコ、ボッ、コーーーーーン」の連発大安売り


ホンマ


「笑わしおんなぁ」

 
ハハッ、


「ウンコ、ボッ、コーーーーーン」で日が暮れた


安静は薬だ




安静は楽しい


お ま け コーナー




安眠は薬だ必須アイテム3


1ウォシュレット 無理して風呂に入らない為に


2ポカリスエット 脱水症状を起こさない為に


3Time 肺炎や脳炎等を併発しない為に




※日頃からちょっとしたことで抗生物質等の投薬を受けている人には不向きです


※高熱を出している子供を見守る勇気が要求されます


〈風邪と戦う体のメカニズム〉


人の体コンピューター中枢部がウイルスを解析中


ウイルス進入抵抗部隊すなわち高熱がウイルスと前線で交戦 敵の侵入不可


データー解析終了 抗体の生成開始


高熱がウイルスの進入を食い止めている間に抗体生成完了


人の体抗体 ウイルスと交戦開始


高熱が退く



我が子が高熱をだしているのを見守るのはハラハラドキドキ生きた心地はしません


我が子の抵抗力体力を信じながらも非常事態に備える必要があります


手な常備薬や解熱剤など使わないこと



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