蒸気機関車に乗って思い出をはぐくむ
「始めて乗った列車が蒸気機関車なんて素敵だ」
とEiji-chanが言うので
だからって別に息子達の人生にとってどうってことないんだろうけど
上の息子が4才チビッコ息子が2才の年の2月
SL北びわこ号に乗った
二人とも大喜びだった
のに
今年2月
もうすぐ6才になる上の息子曰く「あぁそう言えば乗ったん憶えてるよ」
4才になったばかりのチビッコ息子は「そんなん知らない」
ではでは
「オモチャなんて買ってもらってもすぐに厭きるしな」
ともうすぐ6才になる上の息子が言ったので
2月生まれの誕生日プレゼント二人分まとめて
「蒸気機関車に乗って駅弁を食べよう£
もうすぐ6才になる上の息子はワクワクワクワク前夜はなかなか眠れない
けど当日の朝は早起きしてストーブのスイッチを押してからみんなを起こした
凄い!
早起きだってストーブだってやればできるんだ
偉い偉い!
滅多に撮らない子供達の思い出の写真
とっても嬉しそうだから撮った
運動会に発表会 行事の度にカメラやビデオが居並び
親が我が子の姿を写真に撮りまくるけど
EIJI-chanも奥-chanも決してしない
何故か?
子供達が走ったり踊ったりしてる今ってその時の現実しか無いから
ちゃんと自分の目で見て「頑張れ」とか「可愛い」とか思いたいから
Eiji-chanが
保育園の運動会でカメラを撮っていたよく知っているお母さんを見て思ったこと
「カワイイ」「カワイイ」を連呼してほとんど興奮状態でシャッターをきりまくってた
(本当に可愛い女の子なのだ)
のに
現実のその子が可愛がられたくて親に甘えて
そのお母さんがそのカワイイ女の子をベタベタ可愛がってるところを見たことが無い
いっつもイライラガミガミ怒ってばかりいる
そのくせ
その子はEiji-chanにベタベタベタベタ遊びに来てスキンシップして甘えてく
奥-chanが
保育園の写真申し込みの時にトアルお母さんを見て思ったこと
「見て見て"うちの子"可愛いぃ」とほとんど興奮状態で申し込み用紙を記入してた
のに
その"うちの子"が「ママ早く帰ろうよ」とグズグズ言いに来た
「うるさいなぁ すぐ終わるから外で遊んどき」と怒った
いっつもイライラガミガミ怒ってばかりいる
ホンマ
「笑わしおんなぁ」
Eiji-chanの危惧
現代の不可思議な親の現象
映ってるビデオ画像の中の頑張ってる我が子が好きで
写真に写って笑ってる我が子が好きで
現実にグズグズ手間がかかって文句の多い我が子は嫌いで
ずるい事や悪いことして親が腹立つような我が子は嫌いで
いっつもイライラガミガミ怒ってばかりいる
奥-chanの危惧
子供って映像でも画像でも無くて現実
現実の子供ってグズグズ手間ばっかりかかって文句ばっかり
現実の子供ってずるい事や悪いことばっかりする
イライラガミガミ怒ってばかりいると嫌いになる
自分自身が気づかないうちに我が子を嫌いになってる
愛し合って結婚したはずの亭主(あるいは女房)
夫婦喧嘩が絶えないでイヤになるのに似てる
Eiji-chan&奥-chanの危惧
画像や映像の中で頑張ったり笑ったりしてる自分しか愛されなくて
現実の自分は無条件では愛されてないこと
子供はなんとなく肌で感じて育ってる
アンタの都合でガミガミ言うさかいグレルねん
なんて言われないよう
ワクワクワクワク蒸気機関車に乗って
旨い駅弁家族で食べて
少しだけ嬉し嬉し写真撮って
思い出をはぐくもう
だからって別に子供達の人生にとってどうってことないけど
はぐくまれた思い出の向こうに子供達の未来はあるんだぞ
賛否両論メール待ってます
お ま け コーナー
その時食べた井筒屋の駅弁
紐を引っ張ると底の発熱ユニットで暖っかくなる
(食べ終わってからホカロンに使った)
井筒屋の駅弁は京都の梅小路車庫(SL記念館がある)でも売ってるらしい
駅の待合室で一緒だった鉄道マニア君が言ってた
なんたる偶然!
鉄道マニア君は北びわこ号では通路を挟んた座席だった
肩胛骨にかかるほどのロングヘアーで
マニュキュアが似合うほど爪が長くて
鼻毛も伸び放題の彼は
くまなく時刻表を把握しているだけで無く
蒸気機関車の蒸気の流れ方の意味するところを語り
1号車より2号3号車の方が静かだと車体構造分析により理論付けて
自動車の四駆の構造の使用燃料と排出ガスの関係にまで及び
果ては国土交通省が北海道稚内に造った赤字有料道路を税金の無駄遣いだと論じた
彼は鉄道マニア君では無く交通オタク君だったのだ
凄い!
ホント嬉しくなった
髪や爪や鼻毛を切る間も惜しんで入れ込んでる
人生をくまなく楽しんでる
同じ車両の他の乗客といえば
会話のないカップルと
会話のない夫婦とその子供ばかりだったのに
ありがとう交通オタク君
人生にとってどうってことないんだろうけど
少なくとも君がグレル間もなく人生を楽しんでることは
北びわこ号の思い出の一部として
我が家で語りつがれることでしょう
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