硬いパンを焼こう
上の息子が五歳の頃のお話。
保育園の歯科検診で虫歯がひっかかった。
早速、無愛想な我が歯医者に出向いた。
(医者があてになる話Part2に書いた歯医者です)
「虫歯は別に宜しい」
いかにも不機嫌という顔で息子の口の中を覗き込んだ歯医者が言った。
「はぁ・・・」
奥-chanタジタジ。
「そんなことより硬いもの食べさせなさい」
いかにも怪訝という表情で母親である奥-chanを見て言う。
『私は化け物か・・・』と思いつつ
「そうですかぁ・・・」
奥-chanも意味不明な歯医者に負けじと怪訝な顔を返した。
「この子は奥歯の生え揃うスペースが足りません」
歯医者が苦虫を噛み潰したような顔で言った。
「そうなんですかぁ・・・」
奥-chanも言の真意を理解して負けじと苦虫を噛み潰したような顔になる。
「煮干とかね、そういったものを食べさせるように」
無愛想な歯医者が決して不親切ではない物言いで諭すように言った。
息子の口内を見れば、えも言われなき美しく並んだ乳歯。
「このままだと大人の歯が生えた時はガタガタになりますよ」
ガーン!
でも、
考えました。
『煮干なんて・・・そんなん今時の子が食べるわけないやん・・・』
『ましてウチのお子ちゃまが・・・』
で
考えました。
「身のしまったすばらしいパンは歯を綺麗にするものなのよ」
と作家コレットも言っていた。
(パンが残ったら・・・・・・上理万梨子文化出版1995年)
なら
「硬いパンを焼こう」
あれから五年
今では二日に一回硬いパンを焼いております。
常時500gほどの天然酵母くんと呼んでいるドゥーを保持。
二日に一度小麦粉400gと水1Cupを与え、
その半量を次なるドゥーとして冷蔵庫野菜室へ。
残り半量に小麦粉400g水1Cup塩小さじ砂糖大匙2〜3杯でパンに。
我が家の天然酵母くんの勢いは留まるところを知らずに増殖中!!
ボロ家の空気が良いのでしょう。
古家・大きな木の下・麹作りが趣味な環境
では
ドライイーストでも焼ける硬いパンの簡単レシピ。
<材 料>
強力粉 600g
(うち全粒粉150〜200g可)
砂糖 大さじ2
塩 小さじ2
ドライイースト大さじ1
水 1,5Cup〜2Cup
<つくりかた>
1.材料を合わせて捏ねる。
2.一次発酵・二倍に膨らむまで。
3.分割・ベンチタイム・成形
<成形例>
a.60g分割で丸パン
b.90g分割でベーグル
c.250g×2=食パン・残りは丸パンなど
d.分割せずにでかい田舎パン
e.適当4分割でピザに(二次発酵不要)
f,適当2〜3分割でフォッカッチョに(二次発酵不要)
4.二次発酵・二倍に膨らむまで。
5.オーブンで焼く。
<焼成温度>
a.丸パン・180度15〜20分
b.ベーグル・茹でて230度12〜15分
c食パン・200度25〜30分
d.田舎パン・210度35〜50分
e.ピザ・フォッカッチョ・200度15〜20分
*美味しいコツ・おいしい小麦粉を使うこと
結果
校医歯科検診でも虫歯無し・歯並び良し!!
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