医者があてになる話
こないだの暑い暑ーい夏のお話
初夏
四国在住72歳の女性Iさんから奥-chanに一通のメールが届いた
「私も200例切ったと言われて下垂体手術を受けた者です」
(幸せに暮らす「カルテは語る」&「ノーベル賞にもの申すPart2」参照)
内容は
「下垂体に水が溜まったら再手術しなければならない」
と
主治医である執刀医(=多分奥-chanの執刀医)に言われている
ので
京都に住む娘さん宅を定期的に訪れてはMRIで経過観察をしている
が
「もしも再手術になったらと考えると不安で仕方ない」
そこで
インターネットのメール相談で他の医者の意見も頂戴したけど不安は解消されない
そもそも
「インターネットの何処を探しても”水の溜まる下垂体腫瘍”というのが無い」
で
思いあまって奥-chanにメールした云々
ハチャメチャ・いい加減・チャランポラン・がら悪ぅーの奥-chanにメールなんて余程のこと
Iさんの心労は察するに余りある
”水の溜まる下垂体腫瘍”
??????????
と言えば
奥-chanの執刀医が
検査と偽って
不必要に
下垂体を三分の一(モシクハ三分の一以上)切除した患者
への
定番の台詞
つまり
下垂体を三分の一(モシクハ三分の一以上)切除した患者のみ
の
不安と苦しみ
奥-chan早速お返事メール
「京大の橋本信夫教授に全てをお話しして救って貰って下さい」
くれぐれも橋本信夫教授に・間違いなく橋本信夫教授に・絶対に橋本信夫教授に
と
なーんか橋本教授の回し者みたい
だけど
奥-chanには確信&根拠があるのだ
そもそも
下垂体友達には「水か溜まって再手術」を5回したKさんがいる
一回目が経鼻的手術・二回目が開頭術・三回目も開頭術・四回目が経鼻的・五回目も経鼻的
いや待てよ
一回目が鼻から・二回目も鼻・三回四回が頭で五回目が鼻
いやいや待てよ
一回目鼻・二回目も鼻・三回四回が頭で五回目が鼻
??????????
ええいっ、しやらくせぇー!こちとら江戸っ子でい(半分だけ)
ともかく1992年からの十年間に水が溜まって再手術5回
その後六回目が放射線治療の手術で頭何カ所もボルト締めしたんだそうだ
トホホ
それでも足りずに去年の春七回目の手術宣告
で
さすがのKさんも下垂体友達に泣きついた
そもそも
京大の橋本先生の所へ逃げ出そうって下垂体友達から何度言っても
「今までお世話になった(主治医の)先生を悪く思うことなんてできない」
と
譲らなかったんだぞ
トホホ トホホ
患者とはそれほど健気に主治医を信頼してるんだぞ
情けないじゃないかァァァ〜
哀れじゃないかァァァ〜
誠しめやかに涙ぐましいだろがァァァ〜
トホホ トホホ トホホ
けど
さすがのKさんも七回目の手術宣告に耐えきれずに下垂体友達に泣きついた
では
京大の橋本信夫教授のところへ行こう
ではでは
カルテ開示希望
スッタモンダで苦労したけど どうにか逃げ出すことに成功
開示されたカルテを受け取ったKさんが診察室を出るときに医者に言われた科白
「Kさん、お気の毒さんやけどアンタの病気は直らへんでェー」
Kさんの背中は震えたんだそうです
何も言えずに振り返る事もできずに診察室をあとにしたんだそうです
「不届き者め、ぶったぎったる」
と
激怒するその前に
<医療に関する独断と偏見を含んだ考察>
厚生労働省の国立病院独立法人化に伴う
●対応できる医師のリストを患者や家族に提示
→患者が様々な意見を気軽に聞けるように
●患者が機構外の病院等の意見を求めた場合もカルテ開示
の
「セカンドオピニオン制度」は評価できる
が
手術別に年間実施件数の基準を定めた診療点数加算方式制度の導入
(加算方式以前は一定数に満たない病院の手術料を三割減額)
→患者を集められない病院を撤退させる
→実力ある病院に患者が集中するように
は
如何なもんでしょうか?
手術件数だけじゃぁ医者の善し悪し分からんでしょ
成功率とか
死亡率とか
患者が一番知りたいことが見えてこないでしょ
手術件数だけで評価するなら
かたっぱしから切りたがる”悪徳医者を増長する可能性”だって多分にあるでしょ
危険だ
もっと客観的なあてになる評価を考えんかい
余談になるけど
病院といえど権力の集中は望ましくないでしょ
権力の集中した所に悪がはびこるもんなんだぞ
また別の機会に詳しく書くけど
で
もう一つ
30年後の息子達の未来の為に切に願う
患者のために・家族のために・未来のために
<病気を治療する事が医者の第一義であって欲しい >について思うこと
この夏
「イタリアの心臓バイパス手術の世界的権威が日本の医師免許無しで手術に参加」
という新聞記事を読んだ
詳細は
学会出席のために来日していたイタリア人医師
が
技術交流を目的に訪問した病院で
自ら申し出て
心臓を動かしたまま冠動脈につなぐ三時間半の手術の冠動脈の縫合の15分間に参加
日本の医師免許を持っていなかったので医師法に違反の可能性で保健所からクレーム
「何言うとんねん」
と
とても腹が立った
もともと無資格の医者が変な治療するから医師免許ができたん違うんかい
医師免許持った医者がとんでもない手術してもクレームださんと
有能な医者にイチャモンつけてどないすんねん
心臓を動かしたまま冠動脈につなぐ冠動脈の縫合だぞ
学会出席のために来日してたのに自ら申し出たんだぞ
KOKOROある医者に決まってるやろ
患者本人は了解&経過良好
エエじゃないか、エエじゃないか、エエじゃないか
(随分昔なので恐縮ですが、キダタロー作曲?赤福餅のCMのメロに本人はのってますです、ハイ)
で
Kさんのお話し
Kさんは去年橋本先生を受診
「もう手術したくない」とKさん
「お気の毒さんやけどアンタの病気は直らへんでェー」と言われて傷ついた事も説明
橋本先生がおっしゃいました
「今まで長い間ご苦労でしたね。もう心配なさらなくても大丈夫ですよ」
Kさんは涙が出るほど嬉しくてホッとしたそうです
そして
Kさんは七回目の手術を回避され経過観察に入りました
結果
この夏
KさんからTEL
「下垂体の病気が治った」
やったー! やったー! やったー!
ホンマ
「笑わしおんなぁ」
治療も無しに経過観察だけで治ったんだぞぉー
ほんと病気から解放されるナンテなんて素敵!
やったー! やったー! やったー!
もしかして”ホッとしてもう大丈夫”だけで病気が治った?!
それって自然治癒能力が引き出されたってこと?!
結 論
KOKOROある医者だけは当てになる
お ま け コーナー
橋本先生へ
いつぞやは大変お世話になりました
おかげさまで元気に暮らしております
Kさんのこともどうもありがとうございました
心から感謝しております
勝手なお願いですが、
Iさんから再度メールで「涼しくなったら京大へ行きたい」との事
なにぶんご高齢でもあり、カルテ開示や紹介状云々は大変なので
「硬膜の肥厚でお世話になった○○の紹介だと言って訪ねてもきっと親切に診て頂けます」
と申しましたので、ご多忙とは存じますが、どうぞよろしくお願いいたします
ではご健勝ご活躍をお祈りしてます
お ま け コーナー その2
ちなみに橋本先生はEIJI-chan曰く「リチャードキンプルそっくり」の超男前
奥-chanは時代が違うので知らない
けど
昔”逃亡者”という映画でムチャムチャ格好いい医者役を演じた俳優さんだそうです
ともかく
地位も名誉もあって容姿端麗なんて映画の中だけだと思ってた
けど
居るんだなぁ〜、コレが、現実に
気になる方は京大付属病院脳神経外科のHPの医師紹介に写真が出てるぞ
声がまた良いのだ
実に安心感のある和めるいい声の持ち主なのだ
気になる方は京大付属病院脳神経外科のHPでもお声は聞けません
ヘヘッ、あしからず
エエイッ、病気で苦労したんだい ちょいとラッキーぐらい
エエじゃないか、エエじゃないか、エエじゃないか
(随分昔なので恐縮ですが、キダタロー作曲?赤福餅のCMのメロに本人はのってますです、ハイ)
おおっ、とても大事な話を忘れていた
浮かれて踊っている場合じゃぁ無かった
この春
橋本先生が「マウスの研究で世界的な素晴らしい発見をした」
という新聞記事を読んだ
詳細は難しくてよく分からなかった
けど
「真に優秀な医者なのねぇ〜」
とEIJI-chanと二人でやたら感心してしまった
(最後は時代劇風に決めて下さい)
ヤブほど患者をモルモットにしやがる
不届きな輩め、二心(ふたごころ)ある医者に新発見などあり得ぬ
成敗
たたっきったるー!
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