カルテは語る




宣誓 悪意のある誹謗中傷はしません 


真実のみを語ることを誓います




奥-chanは2002年1月<脳下垂体腫瘍摘出術>を受けました




しかし


奥-chanは2002年8月<明治生命保険>に入りました


いえ


無事加入することができました


<診断書>のおかげで




手術の行われた野洲病院から京都大学付属病院に依頼された


手術により摘出された病理の結果に基づいています


ところが


奥-chanには2002年7月に<明治生命保険>に加入拒否された経験があります


何故か?


<診断書>のおかげで




手術の行われた野洲病院のカルテに基づいて書かれたものです


カルテは執刀医であり主治医である医師の書いたモノ


診断書は2002年4月から野洲病院の脳外科の医師によるモノ


何故?


執刀医であり主治医が診断書を書かなかったのか?


答え


本人が野洲病院に居なかったから


どうして?


2002年9月に開院した<静岡県立ガンセンター>に赴任したから


凄い


下垂体硬膜の肥厚(ひこう)を下垂体腫瘍と誤診したのに




カルテに書いてあるのに


<静岡県立ガンセンター>のホームページのIndex


患者のために


家族のために


未来のために


ホンマ


「笑わしおんなぁ」


30年後の息子達の未来の為に


では


もう一度


宣誓 悪意のある誹謗中傷はしません 


真実のみを語ることを誓います




手術前年の11月1日


下垂体専門医を始めて訪れた時=初診


「腫瘍は既に視神経に触れており失明の可能性があります」


奥-chanは“失明”の言葉にショックを受けました


『失明、失明、失明…』


真っ白な頭の中に失明の言葉か鳴り響いている最中


「次ボンと腫瘍が大きくなるようなことがあれば何か“障害”がでるわよ」


奥-chanには“障害”という言葉が“失明”に聞こえました


「今ならまだもとのあなたに戻してあげることができるのに」


医者の言葉が追い打ちをかけます


「3ヶ月でボンと大きくなることもあるのよ」


奥-chanは医者に質問しました


「失礼ですけど、先生はどれぐらいのキャリアをお持ちですか?」


「200例の経験があります」


「200例切ってきて髄液が漏れだした患者が二人 2回手術した人が一人いるだけです」


『……』


「髄液ろうの場合は腹部から取り出す方法でほとんど問題はおこっていません」




奥-chanは手術を決意しました


幼い息子達を抱えて失明するわけにはいかないから


今手術すれば元気な自分に戻ることができる




2002年1月入院初日夕方


手術の説明を受けてEIJI-chanがサインしました






脳下垂体腫瘍摘出手術が行われました




術後


サンプルとメモ書きを手に医師がEIJI-chanに言いました


「硬膜がモンゴイカみたいに厚くなってたのよ」と医師がサンプルを見せました


メモ書きの下垂体の図に“正常”と書かれてたので


腫瘍じゃなかったんですか?」とEIJI-chanが聞きました


「腫瘍じゃないのよ。下垂体は正常に働いてました。でも、浮腫状だったのよ」


「だから3分の1、切ってきました」ともう一つのサンプルを医師が見せました


「大丈夫なんかな?」とEIJI-chan


「下垂体は3分の1あったら足りるのよ だから3分の1切っても大丈夫なのよ」と医師




奥-chanは元気に無事退院しました


卉淦社筑声




退院後始めての外来診察


奥-chanは病理結果の説明を受けた後で医師に質問しました


「先生、ぷ厚くなった硬膜もブヨブヨの下垂体も自分で直る自然治癒する力があるんですか?」


「あります」と医師


『良かった、良かった、良かった…』


奥-chanが胸をなでおろしている最中


「ステロイドを引き続き飲んでもらいましょうか」と医師が提案します


『エッ、自然治癒するのに? ステロイド…???』


「先生、ステロイドって副作用ないんですか?」


「3錠飲んでる人だっているのよ。朝2錠夜1錠。1錠ぐらい飲んだって飲まなくたって 一緒よ」


『この人はいったい何を言ってるんだろう…』


『私はただ、副作用の事を聞いてるだけなのに…』


「1錠がイヤなら半錠でもいいから飲みなさい」


「半錠がイヤならお守りがわりに持ってて具合の悪い時だけでも飲みなさい」


『…、ゞ‥』




奥-chanはステロイドを拒みました


だって


副作用が分からなかったから


いえ


なんか副作用がきつそうなイヤな予感がしたから




3日後


奥-chanは体かだるくて起きあがる気にもなれません


『どうしよう…、手術の前よりずっーと具合悪い』




2002年2月8日


EIJI-chanと奥-chanは二人そろって外来を受診しました


の日は執刀医であり主治医である医師の旦那さんが外来担当でした


夫婦で優秀な脳外科医なんだそうです


凄い




「先生、手術の前より具合悪いんですけど」と奥-chanが言いました


「ステロイド飲んでで止めたら調子悪いに決まってるやろ」と医師




『…、ゞ‥』




「これって誤診でしょう?」EIJI-chanが聞きました


「誤診で下垂体炎が見つかって良かったやないか」と医師


『下垂体炎?硬膜の肥厚じゃなくて?』と奥-chanはビックリ


「誤診で病気が無かったら問題やけど下垂体炎が見つかって良かったやないか」と医師




下垂体炎?


下垂体炎及び下垂体炎の治療方針が説明されました




下垂体炎?


下垂体に炎症が広がっていって下垂体機能が低下する怖い病気


治療方針?


ステロイドを投与する事




「手術の前からステロイドを飲む必要があったのにステロイドを飲み続けなくてはいけない」


「ステロイドを拒否するのは治療を放棄することになる」




『元気になったと思ってたのに…』と奥-chanはションボリ




  『…、ゞ‥』




執刀医であり主治医である医師も外来の診察室にやってきました


「私は治療方針が決まって、手術をしたことを良かったと思っています」




『薬で元気だと錯覚してただけだなんて…』と奥-chanはガックリ




「いったい手術の何がそんなに負担だったの?」と医師の声


奥-chanは我が耳を疑いました


医師が答えを求めるように奥-chanを見つめています


『…、ゞ‥』


奥-chanの頭の中が負担になった様々なことで一杯になりました


手術までの長い長い時間


眠れなかった幾つもの夜


不安で押し潰されそうになる感覚


とりわけ気にかかった子供達のこと


「カータン 病院 アタマ 切ってる」と言った息子の顔




2才の息子が退院してきた奥-chanの顔をジィーッと見つめて言いました


「カータン 病院 アタマ 切ってる」


「もう大丈夫だよ、カータンもうずぅーっとおうちにいるからねぇ」


奥-chanは息子を抱きしめて何度も何度も「ごめんね」と言いました




数日後


「カータン 病院 アタマ 切ってる」


2才の息子が奥-chanの顔をジィーッと見つめています


「えっ?!」


「カータン病院アタマ切ってる」


奥-chanは2才の息子を抱きしめてポロポロボロボロ泣きました




『…、ゞ‥』




「あっ、そうかぁ、子供さんが小さいからそれが負担だったのよねぇ」


医者が言い放ちました




奥-chanはステロイドを飲むための診察を受けることになりました


だって


治療を放棄する勇気などなかったから


尿検査を受けて結果待ちの時間


EIJI-chanが「仕方ないなぁ」としょんぼりした奥-chanを慰めます




EIJI-chanが言いました


「カルテは開示してもらおう」






お医者さんの第一義 


患者のために


家族のために


未来のために


病気を治療する事




はずだったのに


第一義はいったい何処にあるのでしょう?


 なにがしたいねお医者さん


腫瘍摘出術や言うて手術したんと違うんかい


腫瘍が無いから言うて同意もなしに正常下垂体勝手に切ってったら泥棒やないか


しかも


硬膜炎が直った後が肥厚してただけのもん


<下垂体炎>言うてステロイド投与してエエんかい


もし医者の言葉鵜呑みにしてステロイド飲み続けてたらどうすんねん?


根性あったらステロイドの副作用列挙せんかい


ホンマ


「笑わしおんなぁ」




「2回手術した人が一人いるだけです」なんですか?


5回め手術の患者さんの苦しみが理解できませんか?


3日連続3回手術された患者さんの視野が失なわれた悲しみに責任はないのですか?


取りきれなかった腫瘍を「100%取れました」って言う嘘も治療行為なのですか?




説明義務違反で訴えることができると聞きました


でも


損害賠償という名のお金で


ゆがんだ医者の本質が少しぐらい変わりますか?


答えはNOじゃありませんか?


下垂体腫瘍摘出術の同意書に


「下垂体炎の疑い」もあってその時はそれを「誤診」とは認めない


という1行か2行か3行の文章が増えるだけの事じゃないのですか?


“脳腫瘍”の重圧に耐えるだけで精一杯の患者とその家族に


そんな一文きっと目にも入らないでしょう




30年後の息子達の未来の為に


切に願う


 医者の第一義 


患者のために


家族のために


未来のために


病気を治療する事


第一義にはKOKOROがあるんだぞ







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